simのいつかのブログ

過去のこと、日々のこととか、そんなん。

#2 みんな知らない精神科病院入院の恐ろしさ

僕は30歳を過ぎた頃、精神科病院に入院してました。

入院を決めた理由はそれまで10年近く引きこもってましたがある時から本当に精神的に追い詰められ、何か変えなければと思い入院を決意しました。

入院手続きの時これから自分の主治医になるという医師から「この入院は任意入院ですのであなたの意思でいつでも退院出来ますよ」という説明を受け入院しました。

入院初日はそわそわし、夜は眠剤を飲んでも一睡も出来ませんでした。そして2日目僕は急な環境の変化でパニックになり主治医に退院したいと言いました。すると主治医は「分かりました。ではご両親に連絡して下さい」と言い僕はすぐに実家に電話し、病院に来て欲しいと告げました。

数時間後病室で待っていると主治医と両親がやって来ました。僕はようやく帰れるとホッとしましたがそれも束の間主治医から衝撃の一言。

「今からあなたは任意入院から医療保護入院に切り替わります」

…………は?

全く意味が分かりませんでした。説明すると医療保護入院というのは親がサインしてしまえば主治医の判断でこっちの希望など無視して強制的に入院させられる制度とのこと。つまり主治医は親にサインさせる為僕に連絡する様言ったのです。

これを知った時僕は病室で泣き叫び抵抗しました。

「こんなのおかしいだろ!!やり方が汚ねぇよ!!」

これに対し主治医はとても冷たい目と声で

「simさんあなたこれ以上叫ぶと隔離だよ」

この瞬間僕は抵抗するのを諦めました。

精神やられて入院を考えてるみなさん、こういうケースもあるというのを頭に入れておいて下さい。