#5 みんな知らない精神科病院入院の恐ろしさ其のニ
以前、精神科病院入院の恐ろしさについて書きましたが今回はその続きです。
主治医とのやりとりの後諦めて入院を決めた僕ですが困った事がありました。それは何もやることが無いということです。
一応週に何回かプログラムというのがあったのですが雑誌を読んだり習字をしたりぬり絵をしたりという全く魅力の無いものばかりでした。いい歳して何でぬり絵せなあかんねんと心の中で呟きました。
そしてもっと辛かったのは言わずもがな主治医です。
まず何が辛いかと言うと主治医と面談出来るのが週に1回か2回なのです。何の為に入院したのか分かりません。日時も決まっておらず急に呼び出されるといった感じです。ひどい時は全く呼ばれないので主治医の姿を見つけたらこちらから声をかけ捕まえていました。
まだまだございます。本当に一番きつかったのは主治医が勝手に薬を減らした事です。事前通告一切無しです。僕はベッドから動けず看護師に何度も「薬を戻して下さい」と言いましたが看護師にそんな権限も無いので無駄でした。
一週間後ようやく主治医と面談することができました。面談中限界に達した僕はその場で倒れひきつけを起こし意識を失い目覚めた時には全身を拘束され隔離部屋にいましたとさ。
めでた死、めでた死。